鍋は素材によって適切な焦げの落とし方があります。
素材別のオススメの方法とやってはいけない方法を紹介します。
素材別のオススメの方法とやってはいけない方法を紹介します。

アルミ
軽くてお手頃価格なアルミ鍋は、サビにくくアルカリに弱い性質があります。
アルミ鍋の焦げには、お酢を使います。
重曹を使うと変色するのでやってはいけません。
ステンレス
サビにくいけどちょっと焦げつきやすい性質があります。
重曹で落ちなかったら、お酢を試してください。
ホーロー
ホーローは鉄などにガラスを吹きつけた、表面がガラス質の鍋です。
ホーロー鍋の焦げには、重曹かお酢を使いましょう。
テフロン・セラミック
テフロン・セラミック加工の鍋は表面をコーティングして焦げ付きにくい性質があります。
傷つきやすいので、水を入れて沸騰させて焦げを落とします。
鉄
鉄鍋はから焚きも平気で、タワシでゴシゴシこすって洗っても良い、丈夫な鍋です。
重い、油をなじませないとサビてしまうというマイナス面もあります。
鉄鍋は、から焚きをして焦げを取ります。
洗う時は油が取れてしまうので、水だけで洗剤は不要です。
銅
銅鍋はアルカリ性に弱く、きちんと洗わないと変色してしまいます。
水を沸騰させて焦げを取るのがオススメです。
ガラス
酸性、アルカリ性、塩分にも強く、作り置きにも使えるガラス鍋。
焦げ落としには、重曹かお酢を使いましょう。
土鍋
寒い時期、お鍋に大活躍の土鍋ですが、洗剤の浸け置きはNG!
土鍋は小さな穴がたくさんあり、そこに洗剤が入り込んでしまいます。
土鍋の焦げ落としは焦がした物により異なります。
肉、魚、卵、砂糖、お米などの焦げには重曹を。
野菜、果物、きのこ、海藻、大豆などの焦げにはお酢が効きます。
重曹を使って焦げを落とす手順
オススメ:ステンレス、ホーロー、ガラス、土鍋
やってはいけない:アルミ鍋、銅鍋
用意するもの
水
重曹
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1、鍋に水と重曹を入れます
鍋の焦げが浸かるぐらい水を入れます。
重曹は水コップ1杯に対して大さじ1杯の割合です。
2、重曹を溶かす
火にかけて混ぜながら重曹を溶かします。
重曹は水に溶けにくい性質があり、温めることで溶けやすくなります。
3、沸騰させる
重曹水が沸騰したら10分ほどそのまま煮てください。
4、しばらく置いておく
火を止めてしばらく放置。
半日ぐらいそのままで置くのが良いでしょう。
5、スポンジでこする
お湯を捨てて、柔らかいスポンジでこすってみて。
焦げが落ちていなければ繰り返してみてください。
お酢を使って焦げを落とす手順
臭いですが、重曹のように浸けて待つ必要がありません。
オススメ:アルミ、ステンレス、ホーロー、土鍋
用意するもの
水
お酢
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ゴム手袋
1、水と酢を入れます
鍋の焦げが浸かるぐらい水を入れます。
酢は水1Lに50mlの割合です。
2、沸騰させる
酢水を沸騰させます。
臭いので必ず換気を行いましょう。
沸騰したら10分くらい煮てください。
3、スポンジでこする
時間になったらお湯を捨てます。
お湯を捨てた直後は熱いのでヤケドに注意してください。
ゴム手袋をして、スポンジでこすります。
落ちなければ中性洗剤を足して1からやりなおしてください。
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