消しても消しても消えない火災5選

今も燃え続けて消えない火災…

世界には鎮火できない火災が多数存在します。

トルクメニスタン 地獄の門

トルクメニスタンのダルヴァザにあるガスクレーター「地獄の門」です。

以前から、ダルヴァザ周辺の地下には天然ガスが埋蔵されていることが分かっていました。

1971年にソ連の地質学者がボーリング調査を行い、天然ガスに満ちた洞窟を発見しました。

調査の過程で落盤事故が起き、採掘作業用の装置が置かれていた場所もろとも直径50~100メートルにもなる大きな穴が開いてしまいました。

もちろん天然ガスが埋蔵されている場所に穴が開いたらガスが噴出してきます。

この有毒ガスの放出を食い止めるため、火をつけて燃焼させることになったのです。

しかし、可燃性ガスが地下から絶え間なく吹き出るため、延々と燃え続ける今の状態になったということ。

現在の技術では消火は不可能であり、天然ガスの埋蔵量も不明なため、いつまで燃え続けるかもわかっていません。

アメリカ合衆国 セントラリア

セントラリアは巨大な石炭の地層があり、かつては炭鉱の町として栄えていました。

1962年5月に炭坑内で火災が発生し、これが石炭の地層に燃え移って今でも燃え続けています。

火災の原因は特定されていませんが、ゴミを焼却した際に燃え移ったという説が有力です。

この火災で地表の温度は高いところで80度に達し、地下水が水蒸気となっていたる所から噴き出しています。

この水蒸気には有毒な成分が含まれており、二酸化炭素や一酸化炭素も噴出しています。

坑内火災の消火には莫大な費用がかかり、技術面での課題も多いことから政府は消火活動を断念。

政府は退去勧告を出し、セントラリアの住民には立ち退き料が支払われました。
そうして住民が町を去った結果、ゴーストタウンと化したのです。

しかし、住み慣れた土地で暮らしたいという人たちが住み続けているため、全くの無人ではないようです。

この街は映画「サイレントヒル」のモデルにもなりました。

中国 リュウファンゴウ炭鉱

中国のウイグル自治区ウルムチ市にあったリュウファンゴウ炭鉱です。

長い間燃え続けて硫黄臭かったため、いつからかリュウファンゴウ(硫黄溝)と呼ばれるようになりました。

2000年から本格的に消火活動がスタートし、2004年に完全に鎮火しました。

1874年に火災が起きてから、実に130年間燃え続けていました。

北海道 夕張市 北炭夕張炭鉱

1913年、北炭夕張炭鉱の神通坑で発生した炭鉱火災は90年以上鎮火せずに燻り続けています。

神通坑跡は地下の熱で湯気が立ちのぼっており、冬でも雪が積もりません。

草木も枯れてしまった異様な場所は「ハゲ山」と呼ばれています。

日本 佐賀県多久市

佐賀県多久市でボタ山跡の火災が発生したのは2017年5月。

土地の所有者が山の木を伐採して焼いていると、地面に燃え移ってしまったという…。

ゴミを燃やしていたら地中の石炭まで燃えてしまった、日本のセントラリアといっていいでしょう。

消防車が出動し地表の火災は鎮圧したものの、火は地中でくすぶっており今も鎮火に至っていません。

現場では煙や異臭が続き洗濯物が外に干せないなど苦情が寄せられています。

市は定期的に一酸化炭素や硫化水素などの数値を測定し、健康被害に影響が出るような数値は出ていない。

市と県はこれまでに、地中の状況を確認するためのボーリング調査を実施し、延焼範囲などを調べました。

ボタ山を研究する専門家を交えて協議を続けていますが、抜本的な対策は見つかっていません。

現状は熱気や臭いを若干感じるが、以前と比べると小康状態にあり、引き続き監視を続けていくとのことです。

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