カスタネットの語源はスペイン語で『栗』を表す『カスターニャ』(castaña)という単語です。
これはカスタネットが栗の木で作られたからとも、形が栗の実に似ているからともいわれています。
スペインのカスタネットと日本舞踊などで使われる「四ツ竹」を元に幼児でも演奏できるように改良された楽器が「ミハルス」です。
四ツ竹

考案者である千葉みはるさんの名前から「ミハルス」と名付けられました。
ミハルスには蝶番があり、外側についた差込口に指を入れて挟むようにして開け閉めする仕組みとなっていたため、打ちづらいものであったようです。
赤と青のカスタネット
子供の頃に誰もが使ったことがある赤と青のカスタネットは
「教育用カスタネット」と呼ばれるもので、
スペインのカスタネットとミハルスを参考にして作られたと言われています。
最初は赤が女の子用、青が男の子用として作られていました。
しかし、学校へ納品する際に男女の数がバラバラで管理が大変だったため、男女兼用で使えるように片面を赤、もう片面を青というカスタネットができました。
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