サンタクロースとブラックサンタクロース

日本ではあまり知られていませんが、12月にはクリスマスとは別に
「聖ニコラウスの日」という祭日があります。

命日の12月6日前後に聖ニコラウスにちなんだ祭りが行われています。

12月になると子供たちはクリスマスだけでなく、
聖ニコラウスの日にもプレゼントをもらえるそうです。

クリスマスにお馴染みのサンタクロースは、実はこの聖ニコラウスがモデル。

オランダ語の「シンタクラース」がなまって「サンタクロース」になったといわれています。

聖ニコラウス

聖ニコラウス(271~343年ごろ)は現在のトルコのデムレ、かつてのギリシアの町ミュラの司教でした。

困っている人や貧しい人を助け、施しを行った聖人として崇められています。

あるとき、貧しくて娘を身売りしようと考えている家族がいることを知ります。


夜中にその家の煙突に金貨を投げ入れたところ、暖炉のそばに干してあった靴下にちょうどその金貨が入って、そのお金で家族は救われたといわれています。

サンタクロースが煙突から入って、靴下にプレゼントを入れてくれるという習慣は、ここから生まれたようです。

悪い子をこらしめる『黒いサンタクロース』

ドイツでは、聖ニコラウスと一緒に『クネヒト・ループレヒト』というボロボロの黒い服をまとった老人がやってきます。

よい子にはニコラウスがプレゼントを渡し、
悪い子はクネヒト・ループレヒトがお仕置きするという恐ろしい存在です。

ドイツのクネヒト・ループレヒトのようなものは各国に存在しており、
オーストリアや東ヨーロッパでは『クランプス』、
フランスでは『ペール・フェタール』、
オランダでは『ズワルトピート』など、いろいろな呼び名があります。

悪い子をムチで叩く、袋に入れてさらってゆくなど子供たちに恐れられています。

日本の「なまはげ」に近い風習です。

ルーマニアのクリスマスでは黒いサンタ『クランプス』に加え、
悪い子にはプレゼントの代わりに木炭を置いていくといいます。

イタリアでは、魔女がやってきてよい子にはお菓子を、悪い子には石炭を配るという言い伝えがあります。

赤い服を着たサンタクロース

サンタクロースの着ている赤い服は、司教が儀式の時に着る服がもとになったと言われています。

昔のサンタクロースの見た目は統一されておらず、
司教服の色も特に決まっていませんでした。

今のサンタクロースのイメージは、1931年(昭和6年)にコカ・コーラ社がクリスマスキャンペーン用に制作した広告で
赤い服を着て、白髭をたくわえたサンタクロースが描かれたのが起源です。

コカ・コーラの世界進出に伴って、このサンタクロースのイメージもあわせて世界的に定着していったと言われています。

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